急性腰痛いわゆるギックリ腰でお越しになる方は皆さん「ギックリ腰がクセになっている」という風におっしゃられます。では実際にぎっくり腰はクセになることはあるのでしょうか?
当院では基本的には「クセになる」と考えています。
なぜなら適切な処置もせずに過ごした場合、腰の「痛み」はなくなっても腰の傷めた状態は完璧には回復せずに壊れたままだからです。
例えば「肉離れ」をした場所が弱点となり何度も負傷するように、腰を傷めたさいにも筋肉・関節・靭帯その他の組織が壊れていて以前よりも弱くなっているのです。
ギックリ腰をクセにしない方法とは
ではどのようにすれば弱点を克服して「クセにならない」状態にすることができるのでしょうか?大事なポイントは3つあります。
適切な施術をうける
なんの処置もせず寝て安静にして日にち薬で緩和する方もおられますが、これでは時間経過で不調はなくなりますが壊れた筋肉・関節などは正しく修復することはありません。整形・整骨院・整体院などで適切な施術をおこない再発のしない体づくりをすることが何よりも大切です。
正しいトレーニング
腰を傷めたときには多くの方が筋トレ・筋肉のストレッチをおこなってしまいますが実はここに落とし穴があります。
ギックリ腰では多くの方が「関節」に対してツラさ・不調を訴えられます。
意外と知られていない「関節」とくに「骨盤」を健康にするためのトレーニング・エクササイズを知ることで再発しない腰の状態が作られていきます。
正しいセルフケア
腰の状態を自分自身で強くするにはウォーキングをすることをおすすめしています。
負傷した直後は無理しなくても結構ですが、歩くことで骨盤・腰の関節の固さがとれて滑らかに動かせるようになります。正しく歩くことでセルフ整体をしているような状態になるので、ぎっくり腰の方にとって大切な運動になります。
また日頃から腰に負担がかかるような方は関節の動きが悪くなっていますので、腕を振って歩くことで背骨が動き良い状態へと変化していきますのでお試しください。
もう一つはアイシングをおこない炎症をとることも大切ですので一日一回は氷水を使って氷嚢で腰をアイシングしてください。
再発予防エクササイズ
ギックリ腰の再発を予防するためのエクササイズを簡単にお伝えしていきます。
先ほどもお伝えしましたが筋肉も大事ですが「関節」をケアすることがギックリ腰の再発予防には大切なポイントとなりますので是非お試しください。腰痛が強いときなどは無理にエクササイズで動かすようなことはせずにアイシングで炎症をとってください。
このように少しツラさがなくなってから四つ這い・腕ふり歩行をおこない関節の状態を整えてください。継続しておこなうことでぎっくり腰がクセにならない腰が作られていきます。